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馬瀬地方自然公園とは

質の高い馬瀬の自然を遺して、個性ある地域を目指し、フランスの「地方自然公園制度」をモデルにした活動を総称するものです。

私たちが住む馬瀬地域は、全国有数の清流といわれる馬瀬川、豊かな森林、その狭間の僅かな田や畑が織りなす風景、そして、この自然からの恵みを受けて、古くから続けられてきた生活と伝統文化が、私たちに今、限りない癒しを与えてくれてます。

自然を活かした個性ある地域づくり、それは住んでのんびり、訪れて豊かな心になれる郷づくりをフランスの「地方自然公園制度」をモデルにして、馬瀬の全域を「馬瀬地方自然公園」と呼んで、新たなむらづくり活動を平成16年2月から開始しました。

住民憲章を制定して、公園づくりに参加します

住民と行政が協働して馬瀬地域の八つの自然(郷の宝)の魅力やその良さに磨きをかけるため、住民憲章を制定し、地方自然公園づくりを通じて地域の活性化に取り組んでいます。


※地方自然公園Parc Naturel Regionalとは、フランス独自の自然公園システム。 自然保護に最重点が置かれ、経済活動が規制される国立公園に対し、地方自然公園は住民が住む田舎が対象。乱開発を避け、緩やかなかつ持続的な発展を望む地域住民が、地方自然公園を通じて均衡の取れた地域計画をたて実施する。


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馬瀬地方自然公園の歩み

馬瀬村森林山村活性化研究会の村づくりの調査研究

平成6年
旧馬瀬村が「森林山村活性化先端モデル事業」のモデル地域に指定され、山村活性化のモデル構想を作成することとなった。
村では、大内晃岐阜大学名誉教授を顧問とし、岐阜県、各種団体、住民代表、コンサルタント会社からなる「馬瀬森林山村活性化研究会」を組織し、平成8年まで現状分析、活性化のための具体的事業の検討など調査研究を行った。
平成8年3月
研究結果に基づき、「馬瀬川エコリバーシステムによる清流文化創造の村づくり構想」を策定した。 この構想では、村の森林、川、農耕地などの自然資源、景観、文化財、特産品、人材などあらゆる資源の再発見と活用について検討を行った。
その結果、馬瀬村は馬瀬川の流域で森、川、農耕地、人が川を中心に有機的に結びつき、ひとつのまとまった自然生態系を形成している特徴があり、これを「馬瀬川エコリバーシステム」と呼ぶことにした。
このエコリバーシステムは、村の長い歴史の中で形成され、それが破壊されないできたため、今日、住民にとって自然豊かで住みやすい環境を与えてくれているとともに村を訪れる観光客には、美しい景観、清流など魅力ある地域となっている。 しかし、このエコリバーシステムの持つ機能、価値、恵みは、住民にはあまりにも日常的で身近すぎてその重要性に気付きにくく、また、近年、農業後継者の不足による農林地の管理能力の低下などその維持にも問題点が多く存在している。
更に、自然を大切にすることへの関心が薄い観光客の増加など、馬瀬村の豊かな自然環境が今後、永続的に良好に維持できるかどうかは疑問である。
一方、村の今後の発展、活性化のためには、経済基盤の強化が求められ、従来の農林業のほかに、観光客の増加、都市との交流が不可欠となっている。
これらを総合して馬瀬村の今後の持続ある発展を考えると、村の特徴を活かし、馬瀬川の水量の確保、水質の改善、動植物の保護、森林や農地の適正管理、山村景観の保全など馬瀬川を中心として流域の自然環境を総合的に保全する「馬瀬川エコリバーシステム」の機能を強固することが必要である。

馬瀬川エコリバーシステムによる清流文化創造の村づくり

平成8〜16年
そこで清流・馬瀬川を中心に、森や川、農耕地、人などを結び付け、自然環境を保全しつ、各種資源の潜在的な魅力・活力を引き出すとともにそれに磨きを掛けることで地域の活性化につなげる各種の事業を6つのプロジェクトに体系化し実施して行くこととなった。
実施する個々の事業は、観光客には評価が高い馬瀬村の美しい山村景観などの資源の隠れた魅力、潜在活力を引き出すことに力を注ぐことにした。特に大掛かりなハード事業は避け、ソフト事業を中心に「小さな仕掛けで息長く」をモットーに継続して実施することに心がけた。
  
実施した6つのプロジェクト

○ 美しい山村景観を保全するプロジェクト

○ 川と人のふれあいを深めるプロジェクト

○ 森と人とのふれあいを深めるプロジェクト

○ 清流および森林の環境保全プロジェクト

○ 農と人とのふれあいを深めるプロジェクト

○ 山村の情報を受発信するプロジェクト

町村合併を控えて馬瀬地域の活性化として「馬瀬地方自然公園」の検討

平成15〜16年
平成14年頃から益田郡5町村の合併問題が浮上し、合併によりこれまでの地域づくりの継続性が失われかねないこと、地域の伝統文化や特色が薄れること、住民の地域づくりに対する関心が低下するなどが懸念された。
そこで馬瀬村では、特色ある地域づくりに一定の成果を収めてきた「馬瀬川エコリバーシステムによる清流文化創造の村づくり」を今後も継続することとし、具体的には村の全域を「馬瀬地方自然公園」と呼称し、住民が地域づくりの事業に参加・協働する指針(合言葉)として「馬瀬地方自然公園・住民憲章」を定めることとした。
この地方自然公園は、フランスの小さな山村で住民が主役となって観光と産業(農林業を両立させ)等、地域の経済的発展を図って成功しており、平成9年から13年の5年間、延べ20人の馬瀬住民による「フランス山村調査隊」の調査結果を基に、「地方自然公園制度」の仕組みをモデルとして馬瀬村に応用するものである。
馬瀬地方自然公園設立の動き
平成15年12月26日

村の施策として、要綱を制定し明確化した。

「馬瀬地方自然公園及び住民憲章を定める要綱」(訓令6号)

「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会設置要綱」(訓令7号)

平成16年1月20日
馬瀬村議会が岐阜県知事に対して村政状況報告し、「馬瀬地方自然公園」の取り組みを説明、知事より岐阜県山岡町のNPO法人の活動事例を受けた。
平成16年2月25日
馬瀬村閉村式において、今後の馬瀬地域の地域づくりのため「馬瀬地方自然公園」を推進することとして、林年宏区長会長が「馬瀬地方自然公園」の設立宣言を行った。

「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会」の設立の動き

平成16〜17年
馬瀬地方自然公園の具体化するためには、行政と住民が協働で推進する組織が必要であり「馬瀬地方自然公園推進協議会」を立ち上げる準備を進めてきた。
平成16年7月23日
第1回「馬瀬地方自然公園研究会」を開催し、推進組織について討議(30名参加)
平成16年10月13日

「馬瀬地方自然公園ガヤガヤ会議」開催(23名参加)

自然公園について様々な意見が交換された。

アンケートの実施

平成17年3月24日

講演会開催 「地域資源の活用と運営体制」について(20名参加)

洞口健児アウトドアコーディネーター

平成17年3月25日

「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会」設立準備会開催 (21名参加)

協議会の早期設立を望む声が出され、平成17年度に馬瀬振興事務所管理課で立ち上げ準備の検討を開始した。

平成17年8月2日

「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会」設立総会開催

住民有志(18名)が中心になって、「馬瀬地方自然 公園・住民憲章推進協議会」の設立総会を開催。馬瀬地域の八つの資源(地域の宝)について「住民憲章」を定めて保全・利用を図り、地域の活性化を行うことを目標とし、この住民憲章のPRや、自然公園に関する提案、実践活動を行い、地域住民が自主・自立の気構えで行政と協働して行う地域づくりを目指す。

「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会」の取り組み及び解散

平成17〜20年
平成17年

○馬瀬の魅力再発見調査の実施

○馬瀬地方自然公園づくり3ヵ年計画(平成18年〜20年)の策定

平成18年〜20年

○馬瀬地方自然公園みどころマップの作成

○山村景観ポイント(10箇所)の選定、看板設置

○保存樹(巨木)の指定

○エントランス看板の設置(3箇所)

○美輝の里おさんぽコースの設定

○川上キャンプ場の景観改善(トイレ、看板の整備)

○美輝の里おさんぽコース、案内人テキストの作成

平成19年10月4日
NPO「日本で最も美しい村」連合への加盟
日本で最も美しい村連合への加入
平成20年

馬瀬地方自然公園づくり5ヵ年計画(平成21年〜25年)の策定

馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会が中心となり、地域の各種団体(10団体)の代表からなる「馬瀬地方自然公園づくり委員会」を組織し、県のまちづくり支援チームの派遣と助言を受けて、地域の更なる安定的発展をめざして自然や景観を守りつつ、人の賑わいと経済循環が生まれる仕組みづくりを検討し作成した。

また、今後地域づくりを進めていく団体を統一し協議会を解散した。

「馬瀬地方自然公園づくり委員会」の設立及び今後の取り組み

平成21年より現在
平成21年7月
馬瀬地方自然公園づくり委員会の設立

美しい馬瀬を守り、安心して住み続けることができる元気な地域づくりを目的に発足した。

また今後の馬瀬地方自然公園づくりは、豊かな自然や美しい景観を守りながら、都市との交流の拡大、観光事業や農林業の振興、特産品づくり、馬瀬の魅力の情報発信に努力していく。

・資源を活かした特産品づくりとそのブランド化

・魅力を体感できるウォーキングコースの活用

・生きた情報発信とその体制づくり

馬瀬地方自然公園づくり委員会

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エコリバーシステム


馬瀬川は、今後一層「水がきれいな川」「遊んで楽しい川」「風景の美しい川」として保全することが求められています。馬瀬地域は、源流部の「川上地区」から下流の「下山地区」まで森林と人が川を中心にして有機的に結びつき、一つにまとまった自然生態系(エコシステム)を形成している大きな特徴があります。
馬瀬の活性化の重要課題として、馬瀬川の流域を中心とする自然生態系の保全(水質保全、水量の確保、動植物の保護、河川の保全、森林や農地の適正管理など)に努めながら、山村景観の保全を図ることが必要です。

旧馬瀬村で策定された「エコリバーシステム事業」の6つの活性化プロジェクトを継続して実施してきています。

森林
豊かな森林によって育まれた清らかな水が山里や下流域の都会の人々に潤いを与えています。地域全体が水源林となっています。
鮎やあまごなど、渓流魚の「生息環境」に優れ、年間5万人の釣人が憩う、親しみやすい「川の魅力」を備えています。
住民世帯の大部分が農地・山林を所有しており漁業組合・森林組合にも加入している など人々の生活が森や川に密着しています。

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住民憲章


この自然公園を維持していくためには、住民の参加を期待して、住民憲章を次のように定め今後の指針とします。

住民憲章8つの方針

山村景観
馬瀬の独自で多様な美しい景観を守りましょう。
清流
馬瀬川や様々な水の豊かな水量と清らかな水質を守りましょう。
自然生態系
森林生態系をはじめ、馬瀬地域全体の生物を取りまく環境を大切にしてゆきましょう。
観光
馬瀬の景観、自然の潜在的魅力に磨きをかけ、自然に調和した観光づくりを振興しましょう。
農地保全
これまで続けれらてきた馬瀬の農業と農地を地域ぐるみで保全し、有効利用を図りましょう。
癒し
森林浴などによって人をストレスから解放する馬瀬の里山の利用を進めましょう。
美味・美食
馬瀬の農産物、渓流魚を健康美容食材としてブランド化し、観光産業を育てましょう。
山里文化
馬瀬らしさを残すために、馬瀬の文化を保存、継承してゆきましょう。

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フランス山村調査隊

なぜフランスに?
日本の山村では、高齢化、過疎化が進んで森林の維持管理が困難になっています。
このままでは山村の活力が低下して水資源の確保などが困難になるなど、下流の都市にも影響を与えるなどから、山村の活性化が大きな課題となっています。

これに比較しヨーロッパでは、伝統的に田園生活への憧れが強く、山村の住民は、
自分たちが住む地域を誇りに思い、維持に努めており、また都市住民も長期バカンスを田舎で過ごし、引退後には田舎暮らしを夢みるなど、都市と地方のバランス均衡が見られます。

フランスは、ヨーロッパの中でもグリーンツーリズム先進国で、そのフィールドとなる過疎地の開発について、住民が主役となって運営する「地方自然公園制度」を制定しています。この制度は、地域の住民および各種団体(観光・農林業・食品・狩猟・自然保護・市長村等の行政機関)が総合的に協議運営することにより、乱開発に陥ることのないよう、環境保護と経済発展のバランスの取れた開発を推し進めています。現在、こうした地方自然公園は42箇所を数え、国土面積の約10パーセントが指定地域になっています。
旧馬瀬村では、1997年から5年間にわたり、村民をフランスの山村に派遣して、開発手法等を視察してきました。
訪問先
Bauges ボージュ地方自然公園
Luberon リュベロン地方自然公園

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今までの地域資源の認定、表彰


○昭和63年 岐阜県 岐阜の名水50選認定

○平成06年 岐阜県 岐阜の名峡・名瀑50選認定

○平成07年 国土庁 水の郷100選認定

○平成19年 立ち上がる農山漁村選定

○平成20年 環境省 平成の名水100選認定

○平成20年 農林水産省 美の里づくりコンクール「農林振興局長賞」受賞


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